かおりの小部屋 おむつ選びのすべて

おむつの種類

おむつは大きく分けて2種類あります。

• 使い捨ておむつ: 1回使用したら捨てるタイプのおむつです。
• 布おむつ: 洗って繰り返し使用できるタイプのおむつです。

使い捨ておむつはさらに以下のように分類できます。

• テープタイプ: 両脇にテープがついていて、お腹で止めるタイプのおむつです。
• パンツタイプ: ズボンのように履くタイプのおむつです。
• オールインワンタイプ: おむつとカバーが一体になったタイプのおむつです。

おむつの選び方

おむつを選ぶ際は、以下の点を考慮することが大切です。

• 赤ちゃんの体重と体型: おむつは赤ちゃんの体重と体型に合ったものを選びましょう。小さすぎたり大きすぎたりすると、おむつ漏れや肌荒れの原因になります。
• おむつの吸水性: おむつには吸水性が異なります。おしっこやうんちの量が多い赤ちゃんには、吸水性の高いおむつを選びましょう。
• おむつの肌触り: おむつは赤ちゃんのお尻に長時間触れるものです。肌触りの良いおむつを選びましょう。
• おむつの通気性: 通気性の良いおむつは、おむつ内の湿気を逃がし、おむつによる肌荒れを防ぎます。
• おむつの漏れ防止機能: おむつは漏れ防止機能が優れているものを選びましょう。おむつ漏れは赤ちゃんにとって不快ですし、服や寝具を汚す原因にもなります。
• おむつの安全性: おむつは赤ちゃんの健康に直接関わるものです。安全性の高いおむつを選びましょう。

使い捨ておむつと布おむつの比較

使い捨ておむつと布おむつにはそれぞれメリットとデメリットがあります。

使い捨ておむつのメリット

• 便利さ: 使い終わったら捨てるだけなので、お手入れが簡単です。
• 衛生面: 1回使用したら捨てるので、衛生面で優れています。
• 外出先での使いやすさ: 出先でのオムツ替えも簡単です。

使い捨ておむつのデメリット

• コスト: 使い捨ておむつは布おむつに比べて高価です。
• 環境への影響: 使い捨ておむつは環境に負担がかかります。
• 肌荒れ: 使い捨ておむつの中には肌荒れを起こしやすいものがあります。

布おむつのメリット

• 経済的: 布おむつは繰り返し使用できるため、経済的です。
• 環境に優しい: 布おむつは環境に負担がかかりません。
• 肌に優しい: 布おむつは肌に優しく、肌荒れを起こしにくいと言われています。

布おむつのデメリット

• お手入れが大変: 布おむつは使用後に洗う必要があります。
• 衛生面: 布おむつは使い捨ておむつに比べて衛生面で劣ります。
• 外出先での使いにくさ: 出先でのオムツ替えがやや面倒です。

おむつ交換のポイント

おむつ交換は赤ちゃんにとって不快なものです。なるべく手際よく、最小限の動作で済ませましょう。

• 準備物をそろえる: おむつ、おしりふき、綿棒、おむつ用ゴミ箱を用意しましょう。
• 赤ちゃんを寝かせる: 平らな面に赤ちゃんを寝かせましょう。
• 汚れたおむつを外す: おむつの両脇のテープを外し、おむつを引き抜きます。
• 赤ちゃんのお尻を拭く: おしりふきでお尻を前→後ろの方向に優しく拭きます。
• おむつ替えクリームを塗布する: 必要に応じて、おむつ替えクリームを塗布します。
• 新しいおむつを当てる: おむつの後ろ部分を赤ちゃんの背中に当て、股の下から前側に引き上げ、両脇のテープで止めます。
• おむつの漏れ防止機能を確認する: おむつの両脇や脚の付け根に隙間がないか確認します。
• 使用済みのおむつを捨てる: 使用済みのおむつはすぐにゴミ箱に捨てましょう。

おむつ交換の頻度

おむつ交換の頻度は赤ちゃんの排泄量によって異なります。一般的には以下の頻度を目安にしましょう。

• 新生児: 1〜2時間ごとに
• 1ヶ月〜6ヶ月: 2〜3時間ごとに
• 6ヶ月〜1歳: 3〜4時間ごとに

おむつによる肌荒れの予防

おむつによる肌荒れは、おむつの湿気や摩擦によって起こります。肌荒れを予防するには、以下のことに気をつけましょう。

• こまめにおむつ交換する: 汚れたおむつはすぐに交換しましょう。
• おむつをゆるめに当てる: おむつがキツすぎると、肌に摩擦が生じて肌荒れの原因になります。
• 通気性の良いおむつを選ぶ: 通気性の良いおむつは、おむつ内の湿気を逃がし、肌荒れを防ぎます。
• おむつ替えクリームを使用する: おむつ替えクリームはおむつによる摩擦から肌を守るのに役立ちます。
• 赤ちゃんのお尻を清潔に保つ: おむつ交換の際は、赤ちゃんのお尻を丁寧に拭きましょう。

おむつの廃棄方法

使い捨ておむつは、以下の方法で廃棄しましょう。

• おむつ用ゴミ箱を使用する: おむつ用ゴミ箱は、おむつの臭いを軽減してくれます。
• 二重袋にして捨てる: おむつをポリ袋に入れて、さらにゴミ袋に入れて捨てることで、臭いや汚れを防ぐことができます。

おむつの使用量

日本おむつ協会によると、日本における新生児の1日当たりの平均おむつ使用量は12枚です。月齢が進むにつれておむつ使用量は減り、1歳頃には1日あたり6枚程度になります。

おむつにかかる費用

おむつにかかる費用は、おむつの種類、使用頻度によって異なります。一般的に、使い捨ておむつは布おむつに比べて高価です。

日本経済新聞の調査によると、使い捨ておむつの平均価格は1枚あたり約20円です。1日あたり6枚のおむつを使用すると、1ヶ月で約3,600円かかります。

布おむつの場合、おむつ本体の費用は1枚あたり約1,000円程度ですが、洗濯にかかる水道代や電気代も考慮する必要があります。

おむつ選びに関するよくある質問

Q. おむつを長時間放置しても大丈夫ですか？

A. おむつを長時間放置すると、おむつが細菌だらけになり、おむつによる肌荒れや感染症の原因になります。おむついたちまち交換しましょう。

Q. おむつをゆるめに当てることが大切ですか？

A. おむつをゆるめに当てることで、肌に摩擦が生じにくくなり、おむつによる肌荒れを防ぐことができます。ただし、おむつがゆるすぎるとおむつ漏れにつながるため、適度にゆるめに当てましょう。

Q. おむつ替えクリームは必要ですか？

A. おむつ替えクリームは、おむつによる摩擦から肌を守るのに役立ちます。特に肌が敏感な赤ちゃんには、おむつ替えクリームの使用がおすすめです。

まとめ

おむつは赤ちゃんの健康に直接関わる大切なアイテムです。赤ちゃんの体重や体型に合ったおむつを選び、適切に交換することで、おむつによる肌荒れや感染症を防ぐことができます。おむつの種類や選び方、交換のポイントなどを参考に、最適なおむつを使用して、赤ちゃんのおむつ生活を快適に過ごしましょう。

参考資料

• 日本おむつ協会: https://www.diaper.or.jp/
• 日本経済新聞: https://www.nikkei.com/