目やに いっぱい 出る。その原因と対処法

はじめに

目やにとは、目から出るネバネバした分泌物のことです。通常は少量しか出ませんが、何らかの原因で過剰に分泌されることがあります。目やにが多いと、目がゴロゴロしたり、見えにくくなったりと、不快な症状を引き起こします。本記事では、目やにが大量に出る原因と対処法について詳しく解説します。

目やにが大量に出る原因

目やにが大量に出る原因はさまざまです。主な原因を以下に示します。

• ドライアイ：涙の量が不足すると、目の表面が乾燥して炎症を起こし、目やにが過剰に分泌されます。
• 結膜炎：細菌やウイルス感染による目の炎症で、目やに、充血、かゆみなどの症状を引き起こします。
• アレルギー性結膜炎：花粉やダニなどのアレルゲンが目に侵入すると、アレルギー反応を起こして目やにが出ます。
• ドライアイ：涙の量が不足すると、目の表面が乾燥して炎症を起こし、目やにが過剰に分泌されます。
• 麦粒腫：まぶたの縁にあるマイボーム腺が詰まって炎症を起こすと、目やにや痛みが出ます。
• 涙管閉塞：涙を鼻に流す涙管が詰まると、涙が目の表面にたまって目やにになります。
• 角膜潰瘍：角膜に傷がつくと、感染症を起こして目やにが出ます。
• ぶどう膜炎：目の内部組織に炎症が起こると、目やにや視力低下などの症状が出ます。

目やにの色による原因判断

目やにの色の違いにより、その原因をある程度判断することができます。

• 白色または透明：ドライアイ、アレルギー性結膜炎
• 黄色または緑色：細菌感染
• 赤色または茶色：炎症、出血

目やにの量による深刻度の判断

目やにの量が多いほど、症状が深刻である可能性があります。

• 少量：通常、問題はありません。
• 中等量：ドライアイやアレルギー性結膜炎の可能性があります。
• 大量：結膜炎や角膜潰瘍などの深刻な疾患の可能性があります。

目やにが大量に出たときの対処法

目やにが大量に出たときは、以下の対処法を試してください。

• 目を清潔に保つ：ぬるま湯で目を洗ったり、清潔なガーゼで目やにをふき取ったりしましょう。
• ドライアイ対策：人工涙液を使用したり、目を保護するゴーグルを着用したりしましょう。
• アレルギー対策：アレルゲンを特定して避けるようにしましょう。
• 炎症を抑える：市販の点眼薬や抗ヒスタミン薬を使用しましょう。
• 感染症を治療する：細菌感染の場合は抗菌薬を、ウイルス感染の場合は抗ウイルス薬を使用しましょう。

目やにが大量に出たときに受診すべきタイミング

以下の場合は、眼科を受診してください。

• 目やにが大量で、数日間以上続く場合
• 目やにの色が黄色または緑色で、膿っぽい場合
• 目の痛み、充血、視力低下などの他の症状を伴う場合
• 乳幼児や免疫力が低下している人の場合

予防策

目やにが大量に出るのを予防するには、以下の対策が有効です。

• 目を清潔に保つ
• 十分な睡眠を取る
• バランスの良い食事を摂る
• アレルゲンを避ける
• コンタクトレンズを適切に管理する
• 定期的に眼科検診を受ける

体験談

目やにが大量に出たときの体験談をご紹介します。

体験談1

「朝起きたら、目が開けられないくらい目やにが出ていました。ゴロゴロして痛いし、仕事にも支障が出ました。眼科を受診したところ、ドライアイと診断されました。人工涙液を使用するようになり、現在は症状が落ち着いています。」

体験談2

「花粉の時期になると、毎年目やにが大量に出ます。目がかゆくてたまらず、生活に不便を感じていました。アレルギー検査を受け、スギ花粉が原因だと判明しました。現在は、抗ヒスタミン薬を服用し、外出時にはゴーグルを着用しています。症状はだいぶ改善されました。」

体験談3

「子供のころ、麦粒腫で目やにが大量に出ました。痛くてまぶたも腫れていましたが、眼科で抗菌薬をもらって投薬したところ、数日で症状が治まりました。」

まとめ

目やにが大量に出る原因はさまざまですが、多くはドライアイやアレルギー性結膜炎など、軽度の疾患が原因です。目やにの量や色、他の症状から原因を推測することができます。目やにが大量に出たときは、適切な対処法を試しましょう。症状が改善しない場合は、眼科を受診してください。予防策を講じることで、目やにが大量に出るのを防ぐこともできます。